1968年に導入された個人番号制度(CRP)を基盤に、世界的にも評価の高い北欧の電子政府。ICTインフラの充実も進み、北欧では、徴税、教育、医療、福祉など社会の隅々にまでICTの恩恵が広がります。
各種国際ランキングでの上位を常に占めているその背景には、技術主導のICTではなく、社会主導のそして幸せ主導のICTデザインへの視座の転換があります。先端技術を必ずしも使わずとも、ICT導入による仕事やプロセスの効率化が進み、経費削減などの効果を生み出し、そして市民の幸せに繋がるICT社会、それが北欧がICTによって目指す未来です。
北欧研究所では、北欧のICTに関係する各種調査や研究、報告書の作成、テクニカルビジットサポートなどを行っています。
出版抜粋
- 安岡美佳, 那須優一, 栗山緋都美, 北欧の電子政府と連携体制-フィンランドとノルウェーの電子政府推進体制,pp.16-23, 行政&情報システム,行政情報システム研究所,4月号.Vol.52, No.2, 2016.
- 安岡美佳, Better Connected Healthcare in Denmark: より健康に、より幸せに IoTがもたらすデンマーク医療・福祉の未来, HuaWave 23, pp.22-23.Oct.2016. (WEB)
- 安岡美佳, モータン・メイヤホフ=ニールセン, デンマーク行政サービスのデジタル化,行政&情報システム,行政情報システム研究所,vol.51, pp.10-16, 2015.
- 安岡美佳,レーネ・ニールセン,大規模システムのための参加型ペルソナ構築−デンマークの電子政府の事例より, 情報システム学会誌,情報システム学会,第10巻第1号. pp.14-30. 2014年9月30日.
- 安岡美佳, デンマークの電子政府推進体制,行政&情報システム
- 安岡美佳 鈴木優美, デンマークの電子政府政策にみる税・社会保障情報の管理と活用『海外社会保障研究』第172号, pp.17-30, 9月刊行, 2010.
『北欧のスマートシティ』が出版されました
弊所安岡が、北欧・アジア・ベンチャー・アライアンス(NAVA)のオペレーション・マネージャーであるユリアン・森江・原・ニールセン氏と共著で、北欧5ヵ国のスマートシティをテーマに執筆した書籍が2022年12月21日に出版さ […]
トヨタ・コニック・アルファの視察を支援しました
トヨタ・コニック・アルファ様の視察で、デンマークの電子IDの普及、地域共創、産官学連携、イノベーションの取り組みについての現地調査の支援をしました。 地域共創の場として知られるバーネゴーデン(BaneGaarden)、産 […]
北欧の教育の特徴とは?
11月、デンマーク・エストニア・フィンランドの義務教育事情や近年のICTの影響について、弊社内田が「北欧の義務教育事情」レポートシリーズをお届けします。
脱炭素化に向けた日本企業のDXとは
弊所安岡とメンバーズのEMCカンパニー 社長の西澤直樹氏の対談が日本経済新聞オンラインにおいて掲載されました。
デンマーク電子政府の新しい試みについて、記事を執筆しました
北欧研究所主宰の安岡美佳が執筆した『デンマーク政府内での国家デジタル化ITアカデミーの設立』が行政情報システム研究所の『行政&情報システム』6月号に掲載されました。
デンマークのMaaS事情
noteにて、弊社インターン東の記事『デンマークのMaaS事情』を掲載しました。 デンマーク政府は、アーバニズムや気候変動などの社会問題を解決するべく「2050年までのスマートシティ化」に取り組んでいます。
朝日新聞にて弊社支援による調査記事が掲載されました
3月1日の朝日新聞の朝刊にて、北欧研究所の支援のもと行われた「電子政府化による離婚手続きの電子化」に基づいた記事が執筆され、掲載されています。
朝日新聞のインタビュー調査を支援しました
朝日新聞様の視察で、国連でも世界一と評価されているデンマークの電子政府の取り組み、またオンラインで離婚が成立する仕組みについて、デンマーク大手のIT企業KMDやデジタル化庁などにインタビューを行い、サポート致しました。 […]
デンマークの大学と企業のコラボレーション支援
日本のヘルスケア機器のデザイン企業とデンマークの大学におけるヘルスケアITの分野でのコラボレーションが始まろうとしています。北欧研究所は、両者をつなぎ、継続して、プロジェクトの構築と実施を支援していきます。
日本とデンマーク間の社会実装プロジェクト始動
デンマーク地方都市と大学、日本のヘルスケア団体、保険企業、研究機関の社会実装支援を開始いたしました。
デンマークのITイノベーション
NECのシンクタンク国際社会経済研究所の研究者およびKDMの訪問を受け、スマートシティ、デジタルガバメント、MAASについて、また、デンマークの電子政府の状況、社会における電子化の状況についてお話をしました。
イノベーションはどのように起こるか?
デンマークでは、イノベーションがどうして起こっているのか、どのように起こっているのか。そんなデンマークのイノベーションの秘密の片鱗を、理解するべく、イノベーティブの実践現場やリビングラボの訪問を通して考察いただくプログラ […]
デンマークの福祉と医療とIT
日本の大手医薬品・医療機器企業に、デンマークの医療福祉の現状、および医療・福祉分野におけるITの進展について、レクチャーを提供しました。デンマークの医療ITの進展は、電子政府政策と大きく関わりあっています。技術インフラが […]
デンマークのITと教育
日本の大手ITインテグレーション企業に、デンマークのITと教育についてレクチャーを実施しました。デンマークで進む社会のIT化がいかに社会生活に影響を与えているか、またその社会のIT化を支えるための人材がいかに養成されてい […]
北欧キャッシュレス社会の展望
北欧のキャッシュレス社会について、日本の大手ISerに講演を行いました。 デンマークで広がる少額決済の仕組みモバイルペイをはじめとし、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドなどの事例を交えながら、今後の北欧でのキャッシュ […]
北欧発Happiness Technology: Sumondo
Huaweiのオンラインメディア、HuaWaveに「【北欧発Happiness Technology】うつになってからじゃ遅いから――ストレス対策アプリSumondo」を寄稿しました。北欧は、既存の技術をうまく社会に組み […]
新年のご挨拶
謹んで新春の祝詞を申し上げます。 昨年は、格別なご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 皆様におかれましては、どのような新年を迎えられているでしょうか。 私は、毎年の恒例となったデンマークでのクリスマス休暇を過ごし、その後は […]
「デンマーク 広がる電子化の波」が公開されました。
Japan In-depthに弊社代表安岡美佳と田中亜季が執筆した「デンマーク 広がる電子化の波」が公開されました。本記事はデンマークにおける電子決済の広がりや銀行の取り組み等について解説しています。是非ご一読ください。
デンマークのスマートシティ
北欧研究所が調査に一部協力した日本総合研究所のレポートが公開されました。「ユーザー・ドリブン・イノベーションによるスマートな街づくりに向けて-海外における「スマートシティ2.0」への取り組み-」と題して、調査部主任研究員 […]
デンマーク郵便事業の危機
デンマークとスウェーデンの通信・運輸業を司っているPost Nord社は2016年の決算で15億クローネにも及ぶ赤字を報告し、政治家たちが2月22日に緊急会議を招集する事態になった。国有企業である同社は、所轄の大臣が社を […]
ハピネステクノロジ:幸せをもたらすIT
なにが人を幸せにするのか?幸せの国といわれるデンマークで、幸せをもたらす要因は何かを調査分析すると同時に 、ITがいかに幸せを支援することができるのか、幸せをもたらす技術(Happiness Technology)を構築 […]
eHealth、医療とIT
北欧4カ国では、医療が公共サービスの一環として無料もしくは安価で提供されています。国家プロジェクトの一つとして、医療現場に見られる新しい試みは、学際的な知見が集積され、問題定義や問題解決が進められています。医療という分野 […]
人間中心デザインのデンマークIT 2010年
最近は、日本でもデンマークのIT利用が注目されているのだろうか。いくつか興味深い記事があったので、メモ代わりに記しておきたい。
デンマーク社会のIT化
デンマークと日本は,両国共に情報コミュニケーション技術(Information Communication Technology)の導入が盛んな国と一般的に言われます。世界経済フォーラム(WEF)によれば,デンマークは 2007 年から2009年まで第1位,2010年には3位,2011年7位,2012年4位にランク付けされています。
デンマークの医療の効率化と IT
近年のデンマークの医療分野において、IT 利用がいかに進められているかについて、医療サービスの質の向上、資源の有効利用、業務プロセスの最適化という3 つの観点から考察する。JETROの依頼により、2006年に執筆したものである。
https://www.jetro.go.jp/world/europe/eurotrend/pdf/0609R3.pdf
MØDE通信VOL.9:公共データの 活用法を考える
デンマークは,電子政府政策の貢献もあり,公共データの整備が進んでいます.現在も,ベーシックデータと呼ばれる土地情報などの各種公共データが活用されるための枠組みが,急ピッチで整備されています。
ヘルシンキの地域冷房
近年の環境や自然エネルギーへの関心の高まりを受け、「地域冷房」が注目されています。地域冷房単体というより、西洋に広く活用されている地域暖房や、その他の太陽熱や下水処理熱などの熱源を有効活用する方法として、熱源水ネットワークの一端を担う役割から注目されているといえます。
OECD「e-Leaders」会議における同時通訳
総務省行政管理局からの依頼で,OECDの電子政府政策を議論するe-Leaders会議において,同時通訳を行いました。