Møde通信 Vol.3:デンマークのスーパーマーケット
最近デンマークのスーパーマーケットについて、調査をする機会が立て続けにあります。皆様は、デンマークのスーパーでは、どのようなお店をご存知でしょうか?Mode通信1、2に続いて、今回は第三回目です。
マスコットガールが人気のIrma、テリア犬がトレードマークの格安スーパーNettoなどはデンマークに住んでいる人達の日々の生活の場となっているばかりか、旅行者の方々にも注目されているようです。特にIrmaのトートバックやIrmaちゃんが印刷されている生活雑貨からチョコレートやキャンディなどの食品までの各種オリジナルブランドは、旅行客の手頃なお土産にもなっているようです。
さて、そのデンマークのスーパー、調査をしていて幾つか興味深いと思われることがでてきたので、皆さんと共有したいと思います。
デンマークのスーパー、種類としては、Irma、Nettoを始め21種ほどの店舗があるのですが、実は,3つの大きな大手小売りが市場の89%を占めているかなりの独占状態の市場なのです。海外組はわずか11%に過ぎません。その3つの大手小売りの一つは、Kvickly, Super Brugsen, Irma, Brugsen, Faktaなどを所有するFællesforeningen for Danmarks Brugsforeninger(FDB)、いわゆるCoop。2つ目は、Bilka, Føtex, Nettoを所有するDansk Supermarked。3つ目は、Super Bestなどを所有するDagrofaです。実は、KvickyはIrmaと姉妹だった、Føtex, Nettoも系列が同じ会社だって、面白いと思いませんか?品揃えも実は似たところがあるようですね。また、それだけの占有市場でもあるので、買い手市場でもあり、生産者側が売り込むのも大変なようです。
もう一つ面白いのが、デンマークの小売価格は、欧州平均の10%高だということ。デンマークに生活したことのある人なら誰でも感じる馬鹿高い生活費、こんなところからも見えてきます。ただし、高級格安スーパーに関わらず、特売は頻繁におこなわれており、特売品は平均で30%安いのだそうです。チラシをよく見て、特売を狙う人の勝ちということでしょうか。いままで、特売や安売り、特に機を停めていなかった私ですが、平均30%も安いと聞くと、きちんとチラシをチェックしなくてはらない気になってきますね。
スーパーマーケットの基本情報については、こちらのコペンライフ「スーパーマーケット」でも見ることができます。
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